平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

ラノベ往復書簡(笑

まーたちょっとやってみますよ。
>ハリポタは「いつでも戻れる」んですよね
ですです。この時点で行ったまま戻れなかったり、もともと異世界を舞台にした物語と別の区分になりますね。


>ただハリポタは「成長の非日常」に重点を置き、振り子がなかなか戻らない構造になって居るんです
納得です。私は4作目くらいまでしか読んでいませんが、日常部分は導入に過ぎませんでしたね。基本的に非日常にどっぷりですな。


>今の主流はその解決策を良しとせず、変化を加えた「どちらにも成長を設ける」ということをしていて、振り子を日常←→非日常と行き来させているんじゃないかと。
これについては昨今話題の学園異能とかが当てはまりますね。下の記事の図がわかりやすいでしょう。
参考:ライトノベルの謎を追え! 前編 いま話題の「現代学園異能」って何?
また他にも非日常を好意的に捉えることで、「神様もの」とでも呼ぶべき作品群も発生していますね。
(ああ、ここで「現代ファンタジー」の出番なのかな?)
ライトノベルで恐らく最大の要素は日常の象徴である「学校」なので、ここにどう「非日常」を仕込むのかがポイントなのかもしれません。
ブギーポップはここら辺の関係性について新しい方向性を提示した・・・のかもしれない)


ムシウタが一番分かり易いかな
んー、ムシウタはむしろちょっと特殊な例じゃないでしょうか?ムシウタ本編とムシウタbugの組み合わせが日常と非日常の行き来を形作っているような。
夢の無い話をすると、bugがBADに終わって本編に吸収され、本編ラストで虫憑き達は日常に帰る・・・とかありそうかなぁ、と。
個人的にはここで似た例としてフルメタを挙げておきたいところです。長編で非日常をメインに書き、短編で日常を実感させています。現在は非日常側に振り子がカッ飛んでますが、きっと最後は日常に戻るんじゃないかと思っています。


とりあえずこんなところで。