作家買いの話についての反応まとめ
始めに
この記事は昨日の「ライトノベル読者に作者買いを勧める話」への反応をまとめたものです。
書き上げた時点で記事タイトルを付け忘れたままアップしてしまったので、後付けですがタイトルをつけました。その前回エントリを踏まえて以下にTBやブックマークで反応があった記事をまとめています。
反応集
作品に読者が集まり、作家が追いかけられることがないというのは、結果か原因か
読者が意図的に作家を追いかけることよりも、それぞれの作品を重視しているからだというのは、ひとつの仮説である。言い方を変えると、仮説に過ぎない。
「作家を追いかけない理由」について前回の記事はブン投げ気味だったのですが、様々な理由で購買力が低い読者は既に自分が好む作品や有名なシリーズを優先するため、他が後回しになる可能性があるという話。
コメント欄でもいろいろな意見が。
作者の技量や方向性が、その読者にとって作者買いしたくなるほどではないことが多いなんてのは、むしろあたりまえのことなので、既に「なぜ作者ではなく作品につくのか」「シリーズ第二作が売れない理由はなにか」の原因としては、とうに論じられたあとのような気もしますが。
この辺は「作者買いが少数派」というのを前提とした話。引用内の問いかけについては色んな要素が挙げられていますね。
定義論の話
ライトノベル=キャラクター小説であるがゆえに作者買いが起こりにくいかもしれないという話。
上遠野浩平は他社の作品に、ブギーのキャラが出張しまくりで
「他の作品も全部読まないと、理解する事は、不可能に近い」ので。
他作品をよまないと、かなり損する、という感覚は、すごくよく分かります。
「ブギーだけ読む人」と「全作品追いかける人」がいそうだったので例として挙げたのですが、通じたようですごくホッとしました(苦笑
アニメではまった友人知人に、
『「涼宮ハルヒの消失」面白いよ』
といくら薦めても「小説に興味ないんで」OR「本は買ったけど挿絵だけ鑑賞している」
と答えられ、怒り心頭なので、このエナジーを、作家読みすることで昇華しようかと。
こういう人たちにはまず、「ラノベも面白いよ?」という布教(洗脳?)が必要そうです・・・
狩田はこのへんは単なる観測問題だと思ってます。平たく言うと、そういう風に見えているだけ、じゃないかなと。
作品しか追わない読者というのは存在しない、という話。これに関しては私の方も反論を。
読者の興味が離れていたり、前のシリーズの印象が強すぎて転換に失敗するといった現象がおきがち、と。
それだけのことでしょう。
こういった事象によって(また他の理由にもよって)「作家買いをしない読者層」というのは存在すると考えます。更に「レーベルが変わっても作家を追いつづける読者層」の存在も否定しません。でないと狩田さんの仰るとおり新規レーベル立ち上げ時の作家さん移籍の説明がつきませんしね。
同じ作家の本を10冊以上も読んでいるのに「君は物語を追っているのであって作家を追っているのではない」とか言われたら最大の攻撃力を持って返礼とするのが作法というものでしょう。
そ、そこまで決め付けたつもりはなかったんですが、気に障ったようならお詫びいたします。申し訳ないです・・・
作家と作品を意識する比重が極端に作品よりになっている読者もいるんじゃないか、とは思っていたので前回のエントリ書いたわけ次第です。否定するのではなく、違う見方としての「作家買い」を勧めたつもりでした。
なので、ハルヒを買った50万人(憶測)に、二冊目を勧めるとしたら、一番目は「らき☆すた」、二番目は「灼眼のシャナ」、学校や絶望系は50位未満だと思う。満足度的には。
CPUで製造週と製造地を追いかけたり、紅茶の茶園を追いかけたり、バニラの産地を追いかけたり、アニメの作画監督を追いかけたり、エロゲでシナリオライターを追いかけたり?
作品を通して何を見るか、という話のわかりやすいチャート。一般小説と違い「ジャンル」が最初に来る辺りがポイント(のはず)
作品の下に「編集者・デザイナー・レーベルカラー」なんかの項目追加を希望。
ハルヒチャートに関しては
・キャラクター派の下に「イラスト派」を追加
・ちゅるやさん派をキャラクター派へ移動
・最初にまずハルヒと聞いて「映像派」と「活字・イラスト派」に別れるんじゃないかな、とか
ハルヒ(小説版)を買った50万人に勧めて満足度が最も高いのは「シャナ」「ゼロ」でしょうな・・・
余談
CPUは製造週や製造地より、コアにこだわる人が多い気がします。