ふと気づいたJUMP j-BOOKSの実力主義
集英社にはスーパーダッシュ文庫とJUMP j-BOOKSという二つのレーベルがあります。
今回は後者についてのお話。
JUMP j-BOOKSは村山由佳・乙一を生んだレーベルとして一部では有名かと思いますが、
それより有名なのが「ジャンプ漫画のノベライズレーベル」であるということ。
最近だと、「銀魂」「D.Gray-man」あたりがノベルスのランキングにのることもしばしば。
「NARUTO」「BLEACH」「武装錬金」なんかもあります。
書いている人は大体ジャンプ小説大賞の出身です。
小説大賞で受賞すると、そのままジャンプ漫画のノベライズをすることが多いようです。
その作品がちゃんと売れるようだと、オリジナル作品も出ます。実力主義ですね。
更に、SD文庫のほうにお呼びがかかる事もあるようです。
07年1月のラインナップに予定されている「ぼくのドラゴンガール」は前述の「D.Gray-man」ノベライズ版を書かれた方ですね。
ネット上だと富士見や電撃(つまり角川)の話題が中心ですが、集英社も独自路線で頑張っています・・・と言うお話。
追記
j-BOOKSというレーベルはもともとオリジナル中心の共存路線だったようです。
コメント欄で言及があるように雑誌も存在したとのこと。
近年は装丁をコミックスに合わせた事もあり、ノベライズ寄りになっています。
今年の刊行点数が予定も含めて16作。うちノベライズが9作です。
また、「同一作者のノベライズ作品とオリジナル作品を同月に発表する」という特徴も伺えます。
追記訂正
城崎火也氏の経歴について、確認が甘かったです。申し訳ない。
・1999年にj-BOOKSでデビューし、そのままコンスタントに作品発表
↓
・2002年ごろからSD文庫でも活動開始
↓
・2005年、2年ぶりにj-BOOKSでノベライズを発表
↓
・2006年、j-BOOKSでノベライズ2巻とオリジナル発表
↓
・2007年、SD文庫で新作発表予定
以上のような経歴になるようです。