まんたんブロードレビュー9月版
注目ニュース
月間マンガ誌の創刊ラッシュについて。
出版社をまたいだネタは事情を掴みにくいので、
こういう風にまとめてくれるのは大歓迎。
ラノベのコミック化に関する話もチラホラ。
意外だったのは「コミックアライブ」が好調という事実(失礼
実はいま一番表紙に注目してる雑誌でもあるのですが、
本当に地力があるのか、ただの「ゼロの使い魔」効果なのかどうかじきにわかるんだろう。
書評
「おもいでエマノン (徳間デュアル文庫)」(評:関根俊英/書店員)
→未読
ハルヒと対比した書評にはちょっと無理があるような・・・
コミック化の話題はタイムリーで、少し興味あり。
「TOY JOY POP (HJ文庫)」(評:前島賢/ライター)
→既読 人を選ぶけどお気に入り
前島氏はこれで2連続の登場。またアクの強いのを選ぶなぁ。
「暗黒作家」とか、未読の人は引くんじゃないかとちょっと心配。
うーん、「現実」という作品テーマの解釈など、今回の批評は同意できるところが少ないかも。
「出版業界最底辺日記―エロ漫画編集者「嫌われ者の記」 (ちくま文庫)」(評:山沢英三郎/編集者)
→未読
山沢氏も連続登板。作品の扱っているテーマがアレですが、
これもちょっと気になる作品。
資料的価値があると太鼓判されてるあたりがポイント。
今月は3の1で久しぶりに既読あり。
やっぱりここ数ヶ月は作品の選択傾向が変わってるなぁ、と実感。
書評でハルヒを引き合いに出すのは禁止したほうが・・・と思わなくも無い。
実はこの後に隠し玉があるなんてこのときは思いもしなかったのでした。
批評 今月の一本
- 作者: 古橋秀之,Niθ,鋼屋ジン
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/07/29
- メディア: 文庫
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古橋デモンベイン来ちゃったよ!?
内容は古橋氏の軌跡と、軍神強襲のネタである「宇宙戦争」が中心。
感想サイト界隈で物議を醸した、例の一節については言及されず。
ネタバレを嫌ったか、スペースが無かったのかな?
強いて言えば、先だってPCで出た機神飛翔のほうとの関係は言及して欲しかったかも。
とはいえ、古橋氏への思い入れが強く伝わる、私好みな批評でした。
小説「11人のサト」(作:米澤穂信 画:TAGRO)
第6話「Blue sky as if drawn picture」。
おおっと、こいつは・・・というのが読後の第一印象。
今回の話し自体は大した盛り上がりもオチも無いのだけど、
連作の中の一つとなると話はまったく違ってくる。
幾つかの事柄が示唆されていて非常に興味深い。
今度こそ、この作品の全体像が見えてくる時期かもしれない。
余談。
イラストが凄く良い。二コマあるのを存分に活かしたイラストだと思う。
また、タイトル下のサトのイラストが、読者の側を向いている。
慌てて確認したところ、1話から徐々にこっちを向くように動いていた。
気づかなかった・・・
まとめ
詳細を書いていないですが、今月はFF3の話題や「コードギアス」の記事もあり、
ラノベ方面は少なかったものの引き分けといったところ。
天広直人氏の巻末マンガが終了したけど、次回からは誰なんだろう。
そして、どうしてもいいたいことが一つだけ。
表紙の「今月の一本」部分がわかりにくいです。「軍神強襲」って入れて欲しかった。
一見しただけじゃどのデモベ作品を取り上げたか判らないので・・・
来月は「PS3vsWii」特集だそうですが、Xboxも忘れないでやって下さい・・・
たぶん、値下げの話がメインになると予想。
予想ついでに書評も。
「富士見新人系」「SD新人系」「ジョン平とぼくと (GA文庫)」この辺から2つくらいチョイスされるのでは。
もっと言うと、乙木氏が書いてる書評って来月の原稿なんじゃないだろうか。
つまり、ジョン平は確定と推測してみます(笑