平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

「時かけ」と「ブログ」と「ラノベ」

アニメ「時をかける少女」ヒットを後押ししたブログ

 米国の学者が唱えるマーケティングの古典的定説に「AIDMAの法則」がある。消費者がある商品に注目してから購入するまでの過程を注意(Attention)、興味(Interest)、欲求(Desire)、記憶(Memory)、購入(Action)の5段階に分解して戦略を立案せよ、という発想だ。

 これに対し元東大教授の片平秀貴氏は「AIDEESの法則」を提唱する。注意(A)、興味(I)、欲求(D)に続く行動を購入体験(Experience)、心酔(Enthusiasm)、推奨(Share)と解析する発想だ。商品購入とは単なる「用事」ではなく、一つの「感動体験」でなければならない。良い感動は商品や作品、サービスへの心酔を生む。そうなると消費者は感動をシェアすることで自分の感動を増やそうとする。元の商品・サービスの送り手が巨額の宣伝費などをかけなくとも、消費者が無償で宣伝係を務めてくれるという考え方だ


んー、あんまりまとまってないのですが。
時かけ」のブログ管理人試写会にあたるものが、
先日から各所で言及されている「うぶこい」の献本ラッシュに当たるわけで。
引用元では言及されて無いけど、もちろんハルヒもこれが適用できる、と。
書店員さんのPOP戦術や仕掛販売も同じように説明できそうです。


もしかしたら、献本ラッシュも日常的になる日が来るんだろうか・・・
と、強引にまとめてみます。


追記
あんまりにも適当すぎるのでもうちょい掘り下げます。
「献本ラッシュ」「試写会」でなにが起こるのかというと、
・対象以外への注意(A)、興味(I)の喚起
・対象の購入体験(Experience)の代替
・対象の心酔(Enthusiasm)、推奨(Share)への誘導
つまるところ、仕掛けた側は一石三鳥くらい狙えるわけで、
極端な話、献本を断られても話題になれば勝ちなんですね。
「うぶこい」の献本に関して言えば、
・作品内容に自信がある
・シリーズ化する予定なので少しでも話題になって欲しい
・もともとジグザグは書評サイトでも感想が少ない
この辺を理由にそれなりに手間隙かけたら、リターンも見込めたのだと思います。


んで、この対ブログ戦術がラノベ業界で他にも使い道があるのか?
ぱっと思いつくのは、「新人の宣伝」なのかなぁ、と。
そりゃ流石に電撃や富士見あたりは大賞ってだけで買う層もいるでしょうけども、
中堅より下のレーベルはなかなか難しいはず。
とにかく読ませたい、話題を作りたいときに、この戦術にも可能性はあるんじゃないだろうか。
あ、レーベル創刊の際にバラまくってのも手なのかな。
ジグザグの例がちょっと特殊なのを差し引いても、方向性は悪くないかもしれません。


おまけ
「うぶこい」感想サイト一覧(献本含む)
好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!
まいじゃー推進委員会!
トラコメ遊び
鍵の壊れた部屋で見る夢
●SIDE ONE●
M’s Life
booklines.net
一日一歩〜青橋由高の特別でない毎日〜
monumenta librorum

献本関連参考
怪文書メールに釣られてみるテスツ 2
ユーザーとメーカーは歩み寄れないか?
当サイトに話は来ていません。く、悔しくなんかないんだからねっ(ツンデレ)(ネタ&同感)


け、結構多かった・・・
購入記録だけで感想がまだのサイトは除外。
自分も既に読了してるので、後ほど感想書く予定。