平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

ラノベ奇書の話まとめと、定義のハナシ

まず、kazenotoriさんが「ライトノベル三大奇書」を決めようと提案。
投票なども利用しつつ意見を集め、最終的には独自判断で3冊を決定。
ライトノベル三大奇書ついに決定!
しかし、これに(冗談を交えつつ)トンボさんが反対案を提示。
『ライトノベル三大奇書ついに決定!』に反応してみる
かくして意見が対立し、それに対する反応もチラホラ現れ始める。
夏葉薫さんの反応(トンボさん支持)
半々’sさんの反応(中立)


・・・といったところが現状です。
以下、個人的意見。
「独自判断は良いのですが、対象作品を未読で決めたのは失敗」
投票じたいは参考意見と割り切るなら、独断での認定も問題ないと思うのです。
多数の同意がとれるなら、それはそれで集団の意見を代弁していくことになりますから。
それよりも、一部の旧作を未読のまま判断し、同意を得られにくくしてしまったのは失敗だったと思います。
この場合、古い作品をいま読むのが難しいことを加味して「21世紀版三大奇書」とでもするのが良かったのかもしれません。


その上で、「奇書」の定義について。
定義しなければ語れない言葉を使う時点でラノベ定義論と同じ末路が待っている気がします。
それを回避するには、とにかく多くの同意を得ること。数は力です。
この場合だと「奇書」の捉え方が複数ああったのがマズかったので、
「日本探偵小説三大奇書」あたりとは分離して、独自の「奇書」定義を固めた上で意見を募るべきだった・・・
というところではないでしょうか。
三大奇書」と「三大バカ小説」の並列開催なども混乱を減らせたように思います。


以下余談。
如何でしたでしょうか。議論の参考になれば幸いです。
特に、kazenotoriさんには耳の痛い内容かもしれませんが、
私も以前この手の議論をやったので、(学園い・・ゲフンゲフン!!)
少し助言できるのではないかと思いました。
しかしまぁ、言葉というのは難しいなぁ、と一連の流れを見てつくづく感じます。
私がオフ会に積極的なのは、ネットでの文章のみのやり取りに限界があると感じてるのも一因かも。