第3回・詳しい分析と総括
正直、あんまり語るべきことは無いような気もするけど、
やるからにはきっちりやります。
各企画の分析内容についてなど、幾つか突っ込みを。
1.ランキング協力者の配点ってどうなん?
ちょっと不思議に感じたのがメインのランキングに関する以下の内容
・モニター女性比率があがって「マ」シリーズの順位が上がった
・HPからのアンケートではそこそこ、協力者票はゼロだった
・売り上げデータランキングではこのシリーズはそこそこ強い
これってやはり配点の問題に絡むのかなぁ、と。
逆の例が協力者に強く推された「砂糖菓子」でしょう。
協力者の配点は公開するくらいしてもいいんじゃないかと思います。
あるいは何に投票したか、とかかな。
2.売上データの意外な一面
売り上げデータから見る分析はほぼ言うことなし。
ノベルスのとらのあなデータで、ひぐらしアンソロとSHUFFLE!小説版が強いのはちょっと面白い。
くまざわ書店データだと婦女子向けが強いけどどうでもいいや。あ、でもD.Gray-manの数値は異常。体感してた違和感をデータで確認できたのは良かったかも。
3.メディア展開については様子見?
今年の総括として、メディア展開を軸に分析してあるコラムも面白かった。
ほとんど隙が無いので、今後に関する話がもう少し聞きたかったというくらいしか言えない。以上。
4.小まとめ
「分析がメインじゃないのに良くまとまってる」
これにつきます。逆に言うと、突っ込んだ業界に対する分析とかは某完全読本に期待したほうが良いんでしょう。
と、長々書いてきたのですが如何でしたでしょうか?
個人的には、色々な刺激を与えてくれる本なのでまた来年も読みたいところです。
業界的にはどうなんだろう?ランク付けされるのは嫌がる作家もいるんだろうし・・・
この方向性で雑誌があったらいいのになぁ、と思うけど「本の雑誌」って難しいんだろうなぁ・・・
まぁ、今後もこういう本が出たらいい機会なので感想書いていきたいと思います。