平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

ラノベ読みから見た京フェス 

ライトノベルニューウェーブチェックの巻
京フェス全体の雑感はこちら


さてさて、まず思ったのが人の多さと多彩さ。
老若男女、幅広い参加者が居られました。割り当てられた部屋が狭く感じたほど。
私は知人と中ほどに席を確保。
正面に極楽トンボさんと榎本秋さんが座り、オススメ作品を広げておりました。
オススメは以下の11冊

既読は4冊。その4冊は、なるほどオススメにふさわしいと思える作品でした。
未読のものは、普段私の買わない文庫などですね。


まず前半は、榎本さんが書評家の立場から市場についての感想を述べ、それに参加者が質問や意見を言う流れでした。
主にラノベ市場の厳しさ、新人のレベルの低下について言及。
更にはネット書店の話なども。「本をたくさん買う人ほどネットで本を買う」という説も出たり。
細かい内容は・・・ごめんなさい。お酒入ってたのでうろ覚えです・・・
印象に残っているのは「誰がラノベを買っているのか見えない」という誰かの台詞でした。
私自身も、自分に近いケース以外の読者像を想像しにくいので記憶に残ったのかも。


んで、後半はトンボさんによる各作品の解説。
これはまいじゃー推進委員会を見たことがあれば感覚がわかるはず。
セレクトされた作品のジャンルは様々でしたが、共通する傾向は「埋もれた名作」になりそうなものになっていました。
ご自分のサイトで紹介するが如く、作品の長所を説明する様は手馴れたものでした。
若干1冊ほど、説明が怪しかった作品もありましたが(笑


ただ、あえて個人的な意見を言うなら、最近の傾向についての意見をもっと聞きたかったです。売れ筋のジャンルや新人賞ごとの特徴があるなら知りたかったかも。
業界全体を俯瞰して話した前半と、目利きのオススメ紹介の後半はやや噛み合ってなかったかもしれません。私が企画タイトルから考えていた内容とは少し違ったのだけどどうなんだろう?
この1年の新人作品の傾向・売れ行きなんかも興味あるのですが、やはりその辺は解説本関係に期待するしかないのでしょうか。


ちなみに、私が加えるとしたら「タマラセ」「海の底」あたりに、未読だが好評の「コッペとBB団」更にネタで「わたしたちの田村くん」だろうか(笑
ああ、そうそう。今年の大型新人日日日氏については「うまいしどれも面白いけど・・・」というところで後一歩だった模様。「狂乱家族日記」は売れてるみたいだしやや気になるところではある。


そういえば、SF系イベントならではというのは無かったなぁ。
そもそも、SFとラノベの関係がまだ言葉にできてないのでこの辺は保留です。
以上、取り留めの無い文章ですが、レポートでした。