感想
- 作者: 平坂読,片瀬優
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2005/08
- メディア: 文庫
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世の中広いものだし、「なんか説明しにくいんだけど面白い」という本があります。
今回の感想はそんなシリーズの完結編。
手放しで褒めたりしないことが予想できますが、面白くなかったら発売日に買ってきて読み終わった瞬間にPCに向かったりしません。
とにかく頭に浮かぶのは突っ込みの数々。「そのネタかよ!?」とか「違うのかよ!?」とか「なんだそりゃ!?」とか何度突っ込んだことか。
どうも作者の平坂先生は世代が近いラノベ作家の一人なのだろうなぁ、とか思う。
世代の近い人の書く物語は馴染みやすい気がします。なんとなく。
シリーズ全体を無難に表現するなら喜劇型ラブコメ。でもやや嘘。
また、この巻を言い表すならミステリ編。でもミステリ好きは読んだら怒るかも。
いやほんと、どう書けばいいのか判らんのですよ・・・
なんというか、作者(と登場人物)に振り回されるのを楽しむ作品、とでも言うのでしょうか。
あ、そうそう。ツンデレなどという単語を説明つきで使うのはちょっと日和ってる気がしないでもないです。ですが、ぱんつはいてないネタはもはやお約束の域に達してました。
あと、片瀬優氏のイラストはエロいなぁ、と以前と同じことを言ってみます。
と、いうことでシリーズ1本終えたので平坂先生は新人ではなくなった・・・のかもしれません。
まあ間違いなく次の作品も買います。勝手にリクエストするのなら、同じテーマで違うアプローチの話を読んでみたいです。
ともあれ、シリーズ完結お疲れ様でした。次回作にも期待しています。