平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

感想

禁涙境事件  ”some tragedies of no-tear land”

禁涙境事件 ”some tragedies of no-tear land”


いま最も手広く仕事をしているラノベ作家、上遠野耕平氏の「事件シリーズ」最新刊。
思えばこのシリーズも随分長いこと続いています。いちおうミステリー・・・なのか?


私は常々、上遠野氏はミステリーに向いてないと思うのですが、今回は意外と良い感じでした。
ブギーポップ初期の頃のような構成の上手さを感じさせてくれます。読むと判ると思うのですが、話の組み方が似ているのですね。
でもやっぱりミステリー部分はなんとも言えず。そういう楽しみ方じゃないのですな。


巻数を重ねるごとに面白くなってきたような気がします。次の巻も予告されているし、ファンならまず押さえておいて損はないかと。個人的にはブギーの新作が一番気になるところではあります。
いや、徳間デュアルのナイトウォッチシリーズも好きだったんスケドね・・・orz