感想

しんどいけど溜まる一方なのでがんばる

天槍の下のバシレイス〈1〉まれびとの棺(上) (電撃文庫)

天槍の下のバシレイス〈2〉まれびとの棺(下) (電撃文庫)

「第61魔法分隊」でデビュー。ちょっと当時の情報が不足してます。
・・・あれ？コレの感想書いたっけ？
電撃hpで連載されていた「西方世界剣魔攻防録」というタイトルの作品を書き下ろし追加で文庫化。そして改題されています。
初見でファンタジーにと勘違いした題名だったので改題は正しいと思う。
でも、「バシレイス」ってなんじゃろ。

近未来（だけど事情により現代）日本がベースなので親しみが持てた。
しかしこの系統は、良くも悪くもガンパレードマーチと比較されるなぁ、と感じる。
ただ、世界設定は良い感じに独特。難を言えばその独特さ故のわかりにくさがあると思う。
描写から戦闘シーンのイメージが浮かびにくいところアリ。
また、特筆すべきはイラストの良さだろうか。メカと人物が描ける人じゃないと難しい素材を上手く料理されてます。そしてやや百合っぽさすら付加（笑）

電撃hp連載の後半2編は読んでいたのですが、今回書き下ろしも加わって完成度は高まっています。
予算の都合もあり、新刊買いできなかったのが惜しかったくらいの出来。
このシリーズ、この上下巻だけで終わりそうに無いのでそういう意味でも要チェックでしょう。

ROOM NO.1301―おとなりさんはアーティスティック!? (富士見ミステリー文庫)

ROOM NO.1301〈2〉同居人は×××ホリック? (富士見ミステリー文庫)

普段読まない富士見ミステリー文庫をチョイス。
ミステリー路線を捨ててLOVE（というか萌え?）に走ってたとは聞いてました。
でもこの1巻が出た頃はまだLOVE路線じゃなかったとか。

で、内容ですが・・・噂通りでした。なかなかに衝撃。
ありきたりなラブコメとは違って生々しい内容です。
もしコレを学生時代に読んでたら、どう受け止めていいか困ったんじゃないだろうか。
というか、今でも感想に困ってる気も。

もう少し冊数を重ねることを前提にお話が進むので、展開としては2冊合わせてもあまり進みません。主題だけなら1巻でも語られてますけどね。
そう遠くないうちに残っている既刊も読みたいと思った新規開拓でした。