平和の温故知新@はてな

ライトノベル関連のニュース、感想、考察などを書いていました。管理人まさかの転職により2013/04/06を持って更新停止。……のはずが、たまに更新されることも。

このラノ感想まとめ

さて、前書き代わりに幾つか。

  • このミス〜がどんなものかは知っているが未読
  • webアンケートは提出してません・・・ゴメンナサイorz


まず、全体としては良いところもあれば不満な点もある感じでした。
これは、記念すべき1回目の発表ということを考えれば当然かもしれません。
昨日の雑感で大体洗い出してるのですが、その後各所の感想なども踏まえつつまとめ。

ランキングの難しさ

基本的に創作物のランキングで万人が納得するのは「ありえない」です。
その上で、あえてランク付けをすることで興味を喚起するのが狙いだと思います。
(商売でやってる以上、多少の細工すら不思議じゃありません)
好きな作品の意見に共感しつつ、新しい出会いを探すのが楽しめるかと。


ただ、集計方法に得心できかねるものがあったのも事実。
得点の割振りと対象作品の期間、またシリーズ物の扱いに疑問を感じました。
○○年度版と銘打つなら、単発で評価すべきというのが私の考えです。
こういう反応を見る為に集計方法を全て公開したのであれば、それは評価すべきだと思います。

ジャンル別ガイド、ご苦労様でした

もう一つのメイン企画と捉えました。200作品という数は「すごい」の一言。
ぱっと見、タウン誌のグルメガイド方式みたいなジャンル分けです。
大まかなジャンル分けに細かい要素をアイコン形式で付加して分類。

例)ジャンル=中華 特徴=安い、量が豊富

・・・みたいな感じで。(判ってもらえるだろうか?)
ラノベのジャンル分けの難しさは先日味わったので、こういう方法があったのかと感心しました。
また、70年代から80年代をクラシック、80年から90年代をモダンクラシックとして分類。
いわゆるラノベ的古典を判りやすくまとめることに成功しています。
自分に合ったラノベ探しの参考になるでしょう。

その他の企画は玉石混淆

最初にも少し書きましたが、各企画それぞれ試行錯誤している印象です。
それ故、読み手としては評価が割れると思います。
極端な話、作家に興味が無かったらインタビューはいらないわけで。


私の場合は、全般的に楽しく読めました。
今のところラノベを書く気は無いので作り方講座は無用の長物でしたが、
キャラクター論的なものは読んでいて面白いですね。
宣伝の要素が見え隠れするのはご愛嬌ということで。

結論は?

無難に言ってしまうなら、今後に期待です。ですがそんな感想面白くありません。
今回のこのラノ出版の意義を語ってみます。
ランキングの項でいろいろ書いていますが、真に面白くて多くの人に受ける作品をランキングするのは難しいです。
ですが、できるかもしれません
コレを書いている時点で、ラノベ完全読本vol2の表紙画像と内容の情報が出ています。
そこにも今注目のラノベランキングがあることが確認できます。
悪かったと指摘されるなら改め、上手いと思ったやり方を盗んででも良いものを作る気があるかどうか、今後を見守りたいと思います。


そして、動かなかった自分を改めることが出来ればと思います。
(さしあたってこの内容を葉書に書いて送るくらいはしよう)