不定期連載で、電撃文庫全体の雑感を書き出していってみようかと試みます
先月の雑感はこちら
まず、刊行は13冊。
- シリーズ物、続き物が10冊(!)
- 他紙連載の文庫化が1冊
- 新人さん1冊
- 新作が1冊
ちなみに先月は
- シリーズ物=8冊
- 電撃hp連載+新作=5冊
だったので、シリーズ物の多さが目立ちます。
しかし、先月も完全な新人による新作というのはありませんでした。
電撃hpでデビュー済みの方が大半です。
hpからの文庫化と書下ろしの割合は半々くらいでした。
つまるところ、「電撃文庫では新人デビューは無い。まずは電撃hpで反応を見る」
という形が完成されていると考えるべきなんでしょうか。
新人の作品を読みたいならhpを読め、というスタンスにも見えます。
今年に入ってから電撃文庫は11〜13冊ずつ刊行してますが、電撃小説大賞を文庫化する2月以外は概ねこの傾向のようです。
続いて独断によるジャンル分け。
・・・ジャンル分けできひん・・・二つ以上の要素含むのが多いし。
特定ジャンルへの偏りは無かったということで勘弁してください。
作家さんで見ると、小説大賞級の方の不在に気づきます。
伊達氏、水野氏あたりのベテラン作家が一押しですね。
金賞、銀賞受賞者はそこそこ。
まあ、先月とその前で大賞や金賞作家はほとんど新刊出してるので・・・
1000冊フェアの影響が出てるというようにも解釈できます。
総括して、「先月までに機会の無かった作品を刊行した月」とまとめてみます。
電撃文庫で書いてる作家の人数を考えると、一月13冊でも足りないのかもしれません。
採算をとることを考えると、凄く難しい問題なのだろうなぁ。